2008年05月24日
平成19年度の「過労死、精神障害等の労災補償状況」
このたび、厚生労働省は、
平成19年度の「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(「過労死」等事案)の労災補償状況」
及び「精神障害等の労災補償状況」をまとめた。
注目すべき点は、
精神障害等の労災請求件数、支給決定件数の大幅な増加であろう。
以前、ある精神科医の先生が
「「うつ病などの精神障害」による労災認定は「過労による脳・心臓疾患」をいずれ追い抜くことになるだろう。
なぜなら、
精神的なものは、目に見えるものではないから本人、周りの人とともに、初期段階で気づきにくいものだから」
というようなことを言っていたことを思い出した。
今後は、経営者のみならず、社員全体にメンタルヘルスに関する認識を高めていく教育などが求められるだろう。
【「過労死」等事案の労災補償状況】
1)請求件数は931件(前年度比0.7%減)
2)支給決定件数は392件(前年度比10.4%増)
3)業種別では請求件数、支給決定件数ともに「運輸業」が最も多い。
4)職種別では請求件数、支給決定件数ともに「運輸・通信従事者」が最も多い。
5)年齢別では請求件数、支給決定件数ともに50歳~59歳が最も多い。
【精神障害等の労災補償状況】
1)請求件数は952件(前年度比16.2%増)
2)支給決定件数は268件(前年度比30.7%増)
3)業種別では請求件数、支給決定件数ともに「製造業」が最も多い
4)職種別では請求件数、支給決定件数ともに「専門的・技術的職業従事者」が最も多い。
5)年齢別では請求件数、支給決定件数ともに30歳~39歳が最も多い。
【参考リンク】
厚生労働省
脳・心臓疾患及び精神障害に係る労災補償状況(平成19年度)について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/05/h0523-2.html
【関連記事】
メンタルヘルス休職者がいる企業は6割強
http://wadablog.tenkomori.tv/e36813.html
平成19年度の「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(「過労死」等事案)の労災補償状況」
及び「精神障害等の労災補償状況」をまとめた。
注目すべき点は、
精神障害等の労災請求件数、支給決定件数の大幅な増加であろう。
以前、ある精神科医の先生が
「「うつ病などの精神障害」による労災認定は「過労による脳・心臓疾患」をいずれ追い抜くことになるだろう。
なぜなら、
精神的なものは、目に見えるものではないから本人、周りの人とともに、初期段階で気づきにくいものだから」
というようなことを言っていたことを思い出した。
今後は、経営者のみならず、社員全体にメンタルヘルスに関する認識を高めていく教育などが求められるだろう。
【「過労死」等事案の労災補償状況】
1)請求件数は931件(前年度比0.7%減)
2)支給決定件数は392件(前年度比10.4%増)
3)業種別では請求件数、支給決定件数ともに「運輸業」が最も多い。
4)職種別では請求件数、支給決定件数ともに「運輸・通信従事者」が最も多い。
5)年齢別では請求件数、支給決定件数ともに50歳~59歳が最も多い。
【精神障害等の労災補償状況】
1)請求件数は952件(前年度比16.2%増)
2)支給決定件数は268件(前年度比30.7%増)
3)業種別では請求件数、支給決定件数ともに「製造業」が最も多い
4)職種別では請求件数、支給決定件数ともに「専門的・技術的職業従事者」が最も多い。
5)年齢別では請求件数、支給決定件数ともに30歳~39歳が最も多い。
【参考リンク】
厚生労働省
脳・心臓疾患及び精神障害に係る労災補償状況(平成19年度)について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/05/h0523-2.html
【関連記事】
メンタルヘルス休職者がいる企業は6割強
http://wadablog.tenkomori.tv/e36813.html
Posted by 和田 健 at 13:09│Comments(0)
│労災保険
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